パイナップルケーキSTORY
なぜ鳥取で?
鳥取県境港市は、その名の通り古くから港町として栄えてきました。大陸貿易の拠点として台湾との交流も盛んに行われており、そんな中、お土産として持ち込まれた「パイナップルケーキ」を、私たちの地元境港でも日常的に食べたいと、見よう見まねで手造りし、地元カフェのメニューにしていたのが始まりでした。
ある時、ケーキ作りに取り掛かっていると、原料であるパイナップルが足りません。困ったパティシエは偶然手元にあった「梨」を加えてみることにしたそうです。鳥取といえば「二十世紀梨」が名産品。季節になればどこの家庭でも見かける定番なのです。すると、フレッシュで独特の甘みと優しさのある、思いもかけないオリジナルの味になり、台湾からの旅行者や留学生の方にご試食いただくと「美味しい、日本独自のパイナップルケーキだ」と大好評!。
この知る人ぞ知る境港の手造りパイナップルケーキを、これまた地元境港のケーキ職人さんの協力を得て生地や製法に改良を重ね「鳳梨(ほうり)」という商品名で発売することになりました。この「鳳梨」はパイナップルの漢名です。漢字に「梨」の文字が入っていますが、パイナップルと梨の相性の良さは、きっと偶然では無いのでしょう。よく見れば、鳥取の「鳥」の文字も……
本場台湾にも無い、鳥取だけのパイナップルケーキ。誕生です。
